使っている計量器は劣化するのがあたりまえです
これは大変に驚くべきことですが、病院の天秤はかりは法律で校正頻度がまだ決められていません。病院の天秤はかりは医療機器の中でも特に大切です。それは一体どうした理由によるものなのでしょうか。これは実に簡単なことです。病院の天秤はかりを使用してお薬の重量が計量されるからです。お薬の計量が間違っていたとしたらどうでしょうか。これには人為的なミスももちろんありますが、それより多いのが使っている計量器の劣化があります。この種の計量ではたくさんの小さな分銅を使います。この分銅は長い間現場で使っていると徐々に劣化します。重量が徐々に減っていくのです。それはまったく当たり前のことで、それを根本的に防ぐ事は全くできません。問題は未だに法律で計量器の校正頻度が決められていないということです。そのうちに法律でその校正頻度が決められてくるのではないでしょうか。
定期的なjcssの検査が必要です
製造工程で使われるようなあらゆる種類の計測器についてはjcssの検査に合格したものでなければなりません。定期的なjcssの検査が必要であるということになります。ですが今のところその回数が法令で定められているのは国家が保有する標準器に対してのみです。製造工程で使われるようなあらゆる種類の計測器は、一度jcssの検査に合格してしまえば、その計測器を半永久的に使えるという仕組みになっています。問題はこの点にあります。計測器は長い間使えば劣化するのは当たり前のことです。定期的にメンテナンスが必要ですし、そのメンテナンスをする時にjcssの検査を再度受け直すことが必要です。そのようなことが法令で未だに定められていないということは大きな問題ではないでしょうか。jcssの品質管理の基礎となっているのがスイスのジュネーブに本部がある国際標準化機構が推奨する品質管理です。
トータルクオリティコントロール品質管理システム
その昔品質管理といえば地球の裏側のアメリカで開発されたtqcトータルクオリティコントロール品質管理システムでした。tqcトータルクオリティコントロールインス管理システムには決定的な欠点がありました。QC活動を主体として製品の品質を高めるという手法ですが、企業がQC活動に対する十分な報酬を支払わなかったからです。時間外で行われるというのが会社の説明でした。これではtqcトータルクオリティコントロール品質管理システムが衰退するのも道理です。その代わりに彗星のように登場したのがスイスのジュネーブに本部がある国際標準化機構が推奨する品質管理です。